【徹底解説】ツバメが自宅に巣を作った場合の対処法

春〜夏にかけて日本にやってくるツバメ。一生懸命にご飯をおねだりする雛鳥や、ご飯をとっては雛鳥に与えに戻る親鳥を見たことがあるのではないでしょうか。微笑しい光景ではあるのですが、自宅に巣が作られてしまうと対処に困ってしまうものでしょう。本記事では、ツバメが巣を作ってしまった時の対処法をご紹介します。

ツバメとは

ヨーロッパや日本などでは、ツバメは幸福や幸運の象徴と見なされてきました。美しい姿と特異な飛行能力からさまざまな文化や詩に登場し、多くの人々に愛されています。さまざまな種類のツバメが世界中で見られ、地域によって異なる生態系で役割を果たしています。

外見
ツバメは、細長い羽毛と長い尾を持ち、複数の種類が美しい青や赤などの鮮やかな色彩をしています。また、尾部がフォーク状に分かれているのが特徴的です。

飛行
ツバメは優れた飛行能力を持っており、空中で華麗な飛び回りや急降下、高速飛行を行います。その独特の飛行スタイルは、空中で虫を捕食するために適応したものです。

巣作り
ツバメは巣を作ることに優れており、主に泥や唾液などの材料を使用して巣を作ります。巣は屋内や建物の軒下、岩の割れ目などさまざまな場所に作られます。

食事
ツバメの主な食物は昆虫です。飛行中に空中で虫を捕食することが多いですが、巣に戻って幼鳥に餌を与える際には、飛んだ虫を喉に貯めることもあります。

ツバメの種類

  1. ツバメ
  2. リュウキュウツバメ
  3. ツメナガツバメ
  4. アカハラツバメ
  5. ヒメアマツバメ
  6. コシアカツバメ
  7. シジュウカラツバメ
  8. チャイロツバメ
  9. シロハラツバメ

日本に飛来するものだけでも数十種類がいますね。都心部でも比較的よく見られるのは「ツバメ」で、日本全国で広く見られる一般的なツバメの仲間です。

ツバメが自宅に巣を作った場合の対処法

  1. 暖かく見守る
    可能であればそのままにしておいてあげることを検討してみてください。すでに卵や雛がいる場合、無断で撤去・駆除すると鳥獣保護法違反になります。とはいえ、ツバメは玄関先など一目につきやすい場所に巣を作ることがしばしばあります。そのままでは玄関や車に糞尿の被害は及ぶ場合には、新聞紙を敷くか段ボールなどで糞除けを設置して見ると良いでしょう。参考になりそうなリンクを貼っておきます。

    参考:日本野鳥の会:ツバメをまもろう
  2. 駆除する
    巣に卵や雛がいる場合、まずは専門業者に相談しましょう。日本では、許可なく野生動物を捕獲・処分することは鳥獣保護法で禁止されています。あるいは、雛は卵が孵ってから1ヶ月程度で巣立ちますので、それまで待ってから巣を撤去することも検討してみると良いでしょう。

まとめ

ツバメは古くから益鳥として縁起の良いものと言われてきました。自宅に巣ができると糞尿の対応に困ることもありますが、安易に自分で駆除しようとはせず卵や雛の有無を確認するようにしましょう。巣の位置や状況によっては共生の可能性を探ってみると良いかもしれませんね。